性と生殖に関する健康を改善する

すべての人には性と生殖に関する健康(SRH)を享受する権利があります。それは子どもを産み、パートナーと信頼関係を築き、そして社会的な最小単位である家庭を築くための基本です。SRHは、望まない妊娠をなくし、すべての出産が安全に行われ、すべての若者がHIV/エイズの脅威にさらされることなく生活し、すべての女性と少女が尊重され、尊厳ある人生を送ることができるようにするという、国連人口基金の活動理念の主要な分野に反映されています。

SRHに関する問題は、出産可能年齢である15~49歳の世界の女性がいまなお健康を害したり亡くなったりする主な原因になっています。貧しい女性、中でも開発途上国に住んでいる女性は特に、意図しない妊娠、妊娠と出産を原因とする死亡と障害、HIVを含む性感染症、ジェンダー(男女の社会的性差)に基づく暴力、そしてその他にも生殖器官や性行動に関する様々な問題に苦しんでいます。また、若者は必要な情報を入手したりケアを受けることが困難なので、思春期の若者(10~19歳)のSRHの改善にも、重点的に取り組んでいます。そして、これらの活動は基本的な支援物資が調達できるかどうかにかかっています。

SRHが開発にとって非常に重要であることは、各国の指導者たちにも認められています。2005年に開催された世界サミットにおいて、世界の指導者たちはミレニアム開発目標(MDGs)のターゲットに、「2015年までに、誰もがリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)関連のケアやサービスが受けられるようにする」を新たに加えることを決めました。そして、2008年1月に、ミレニアム開発目標の目標5「妊産婦の健康の改善」の2つ目のターゲットとして正式に加えられました。国連人口基金は、2015年までに、すべての人がSRHを享受できるようにするため、支援を募り、より一層努力することを確約しています。