HIV感染予防の強化

エイズの蔓延は地球規模の大惨事です。エイズにより2,000万人以上が亡くなり、1,000万人もの子どもがエイズ孤児となり、HIV感染者は約3,300万人にのぼります。世界的なHIV渦の拡大は治まってきているものの、エイズは世界の主な死亡原因の1つであり、アフリカでは今もなお死亡原因の筆頭に挙げられます。

コンドーム使用や、初交年齢を遅らせ、複数の性的パートナーを持たないといった行動変容を通じて、様々な状況で持続的かつ集中的に実施しているプログラムによりHIV感染が減少していることが証明されています。

国連人口基金は、国連エイズ合同計画(UNAIDS)の10の共同スポンサーの1つとなっています。HIV感染の拡大に拍車をかけるジェンダー(男女の社会的性差)の不平等にも配慮するなど、人権に基づく戦略と根拠に基づく戦略 (evidence-informed strategies)を駆使し、HIV感染予防活動をさらに拡大強化するために取り組んでいます。

国連エイズ合同計画において、国連人口基金は、コンドーム使用の普及プログラムや、特に感染の危険がますます高まっている青少年と女性のHIV感染予防に関しては、指導的な役割を担っています。さらに、その他の感染リスクの高い人々に対しても、活動範囲を広げています。HIV感染対策とSRH関連のケアを結びつけることにより、費用効率が高い方法を通してより多くの人々に支援を行うことが可能となります。そして、2010年までに、誰もが予防、治療、ケア、支援を享受できるようにする目標に向けての包括的戦略をとっています。

国連人口基金は、HIVと共に生きる人々の人権保障や、彼ら特有のニーズに適したSRH関連のケアを拡充する活動にも積極的に取り組んでいます。

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