人口保健調査 青少年統計ガイド

8月12日は「国際青少年デー」です。「国際青少年デー」は、1991年5月にオーストリアのウィーンで開催された第1回「国連システムにおける世界青少年フォーラム」を機に、1999年の第54回国連総会において制定され、若者に関する問題への関心を広めるための国際デーとして制定されました。2000 年以降、毎年異なるテーマを掲げながら実施されています。

「人口保健調査 青少年統計ガイド」は、2009年の国際青少年デーを記念して、国連人口基金(UNFPA)がポピュレーション・カウンシル(Population Council)との共著で発行した統計集で、政府、NGO、その他アドボカシー団体などのリーダー向けに作成したものです。この青少年統計ガイドは、主に人口保健調査(Demographic and Health Surveys, DHS)の統計を基にまとめられ、10~24歳の若者の状況に関するデータを掲載しています。統計は、グラフ、表、可能な地域に関しては地図で示され、多くの方に利用して頂けるように工夫されています。

このガイドは、既存の政策および事業の実施状況と、実際のニーズの格差を明確にし、社会的に最も弱い立場に置かれている若者を支援するための事業であっても、彼らはその恩恵を享受できていないという実態を示しています。若者向けの政策や事業は、都市居住者、年長者、男性、未婚者、学生など、もとから比較的恵まれている思春期の若者を対象としていることが多々あります。最も支援を必要としているのは、思春期の若者、例えば10~14歳の学校に通うことができない女児、若年結婚を強制される恐れのある女児、農村部に住む孤児、危険な労働搾取や人身売買の危機に面している若い移民であるにもかかわらず、既存の政策や事業のほとんどはこういった若者に対し適切な支援することができていません。

このような社会的に最も弱い立場に置かれている若者に対し、特に注意を向ける必要があります。この統計ガイドは、若者に関する情報を提供することで、闊達な討論が行われ、そして、支援を最も必要としている若者のために対策が施されることを目指しています。