国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドからのメッセージ

2008年女性性器切除(FGM/FGC)に反対する国際デーを迎えて

2008年2月6日

女性性器切除を廃絶するためのより一層の取り組みを、本日、国連人口基金(UNFPA)は要請し、各国政府に女性と少女たちの権利を守るために取り組むよう呼びかけます。

昨年国連で採択された決議に準じて、女性性器切除を廃絶するための行動をとることが、世界の指導者達に求められています。この決議では、女性性器切除が女性と少女の権利を侵害していると、各国政府が繰り返し述べています。女性性器切除の慣習は、取り返しのつかない結果を招く虐待だとも述べられています。 HIVに感染する脆弱性の増加、妊産婦死亡および幼児死亡の上昇、心理的健康やセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスの侵害など、女性性器切除が女性や少女の健康に深刻な脅威をもたらしているという医学的根拠が、多く引用されています。

こうした研究成果にも関わらず、今なお世界中で推定1憶から1憶4000万人の女性や少女たちがこの慣習を経験し、毎年300万人の少女たちがその危険にさらされています。女性と少女たちの多くは、その経験から心に傷を負い、コミュニティから疎外されることを恐れ、沈黙のうちに苦しんでいます。

国連人口基金は、各国政府がこの決議に沿って、女性性器切除廃絶のための効果的な政策をとることを求めます。また、あらゆる政治レベルの意思決定者には、そのためのリーダーシップを取ることが求められています。国や地域社会の指導者には、その土地の宗教や実態に配慮した予防や教育プログラムの開発に協力していただきたいと思います。

女性性器切除のあらゆる形態の慣行を廃止するためには、より一層の努力が緊急に必要です。国連人口基金は、女性性器切除廃絶のための取り組みの支援を強化することを公約します。私たちは、女性性器切除の普及率が高い17カ国において、この有害な慣行を1世代のうちに廃絶するため、国連人口基金とユニセフによる共同プログラムおよび基金に貢献して頂けるよう、各国政府や他のパートナーにお願いいたします。

国連人口基金としては、女性のエンパワーメントとジェンダーの平等、そしてセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスの権利のために、引き続き取り組んでいきます。

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