所長からのメッセージ 2005年7月

国連人口基金 東京事務所長 池上清子からのメッセージ

暑中お見舞い申し上げます

インド洋大津波被災地に対する緊急支援で明けた2005年も、はや7ヶ月が過ぎようとしています。

現在でも、インドネシア、スリランカ、モルディブ諸島での国連人口基金(UNFPA)の緊急支援活動は継続しています。基礎衛生キットや、緊急産科医療ケア器具、避妊薬具等の性と生殖に関する健康 関連物資の提供は、被災直後から行われていましたが、国連人口基金の活動はこのような物資支援だけではありません。被災者、特に女性と少女の心のケアや、保健医療施設の改修や建設など、中・長期的展望に立ったものが多く、今までの半年間で様々な手続きを経て練られた計画に沿って、今後実施されていくプロジェクトが数多くあります。

今年(2005年)は、日本で35年ぶりに行われた万博も話題になりました。国連人口基金も、7月11日の世界人口デー に合わせ、「愛・地球博」の国連館で、若いボランティアの方たちの企画・運営でワークショップやミニゲームなどのイベントを行う「国連人口基金カフェ」を開催しました。10、11日にかけての2日間、「人口問題の現在(いま)」をテーマに、展示ブースと参加型ワークショップを通して、楽しみながら人口問題および性と生殖に関する健康/権利 を学ぶ機会を来場者の方々に提供しました。会場では、ご年輩の方が「昔はねぇ、村にはお産婆さんがいてねぇ…」と、若いボランティアにお話をしてくださるといった心温まる場面もありました。2日間の会期中、7,000人を超える方々がこの「国連人口基金カフェ」を訪れてくださり、盛況のうちに無事終了することができました。

今年のもう一つの大きなニュースは、国連の創設60周年です。加盟国は当時の51カ国から191カ国に増え、国連改革や日本の安全保障理事会常任理事国入りに関して、人々の注目が高まっている時期でもあります。国連人口基金は、国連の掲げているミレニアム開発目標(MDGs) の達成という大きな課題の中でも、特に幼児死亡率の削減、妊産婦の健康、HIV/エイズ 等の蔓延防止に重点的に取り組んでいます。来る10月24日の国連デーには、東京・青山の国連大学ビルで60周年の記念イベントも予定されています。講演やパネルディスカッションの他に、国連人口基金 東京事務所ではブース出展やワークショップを行い、みなさんに国連や国連人口基金の活動を知っていただく良い機会を作りたいと思っています。

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Last updated: 2005-07-01