プレスリリース 2002年12月

より安全な妊娠・出産のためにオランダが新規に250万米ドルの資金拠出

2002年12月20日
国連人口基金、ニューヨーク本部

女性の権利とリプロダクティブ・へルス・サービスへの支援として、オランダ政府は今週、国連人口基金に対する追加の貢献金250万米ドルを拠出するとの表明を出した。これは2001年7月にオランダが2002年度の通常拠出に加えて分配した200万米ドルへのさらなる追加拠出となる。これにより、オランダの拠出金は5,500万米ドル近くに達し、同国は今年度で第一位の拠出国となった。

国連人口基金 事務局長のトラヤ・オベイド氏はこれに関して次のように述べている。「充実したリプロダクティブ・へルス・ケアおよびサービスを世界中の人々にもたらすことを目標としている、国連人口基金の取り組みにオランダが信任してくれたことに感謝している。この追加支援により、我々の様々な取り組み、すなわち家族計画や妊娠中および出産時の医療、緊急の産科医療へのアクセスの提供などにより、女性たちの命を救う活動をより充実したものにできる。」

2002年度は米国が国連人口基金に対する拠出金を撤回したため、今回のオランダの追加支援は、特に重要な意味を持っている。米政権は7月、国連人口基金の活動が中国での強制中絶を是認するという誤った認識のもと、米議会ですでに予算割当てがされていた3,400万米ドルの撤回を表明した。この採決は、資金を提供するようにという国務省の調査委員会の勧告に反してなされたものである。

オランダと同様に、国連人口基金に資金面での協力をしている拠出国130ヵ国のうち多くが、2002年度の定例拠出金に加えて追加金の申し出を出している。この臨時拠出金にはベルギーの160万米ドル、カナダの250万米ドル、デンマークの70万米ドル、フィンランドの200万米ドル、ドイツの40万米ドル、ニュージーランドの20万米ドル、スウェーデンの220万米ドル、およびイギリスの470万米ドルが含まれている。この拠出各国からの国連人口基金に対する臨時拠出金の総額は、1,870万米ドルにのぼっている。

米国の資金協力を失ったことにより、2人のアメリカ人女性、ニューメキシコ州のロイス・アブラハム(Lois Abraham)とカリフォルニア州のジェーン・ロバーツ(Jane Roberts)がその穴埋めをしようと、草の根の活動を開始した。2人の目標は、国連人口基金に直接の資金協力をしてくれる3,400万人の協力者達を見つけること。この「3,400万人のフレンド」キャンペーンに関する情報は、同僚への電子メールや各種メーリングリストやメンバーシップなどに送付されている。その結果、現在までに家族計画やリプロダクティブ・ヘルス・サービスに関心の深い人々から15万米ドル以上の資金が国連人口基金に寄付された。

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