プレスリリース 2005年3月

国連人口基金、アチェの家族計画サービス再建に援助

2005年3月1日
インドネシア、ジャカルタ

国連人口基金(UNFPA)は津波の被害を受けたナングル・ アチェ・ダルサムラ州におけるリプロダクティブヘルスサービスの緊急対策を推進するため、地域の国家家族計画調整委員会(BKKBN)の再建目的で40万米ドルを割り当てた。

この資金は、災害によって破壊されたリプロダクティブヘルスサービス再建のための800万ドル計画の一部である。これらはBKKBNの通常活動、また、災害によって住居を奪われた人々や、アチェ州の一般の人々がリプロダクティブヘルスサービスにアクセスしやすくなるよう、避妊用具を提供するという目的に使われる。

ベルナルド・コクラン国連人口基金インドネシア事務所長は、「アチェ州におけるリプロダクティブ・ヘルスと家族計画サービスの緊急対策は、不可欠である。キャンプに住んでいる人々の間から、特にこのような大変な時期に、望まない妊娠を回避するため、避妊用具の要望が報告されたためである。」と述べた。

BKKBNは、津波後のアチェ州における緊急リプロダクティブ・ヘルス計画を実行する上で国連人口基金のパートナー組織であり、妊娠可能な年齢層、妊娠中の女性、結婚しているカップルを対象としている。同組織は、家族計画と安全な妊娠と出産、その他の関連サービスを提供している。

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300人以上の女性がナイジェリアでの「Fistula Fortnight」キャンペーンの第1週目に治療を受ける

2005年3月1日
ナイジェリア、ソコト

2週間に及ぶ「Fistula Fortnight」キャンペーンの8日目までに、産科瘻孔に感染した348人の女性たちが、北ナイジェリアに作られた4つの会場で、ナイジェリアの外科医チームと国際ボランティア医師団による外科治療を受けた。3月6日までの2週間の間にさらに何十人もの女性が産科瘻孔治療をうける事が見込まれている。

「とてもうれしいです。」と、そのキャンペーンの初日に、カチーナにあるババ・ルガ(Babba Ruga)フィスチュラ病院で治療を受けた10人の女性の中の1人である13歳のウバイダ・スラジョ(Ubaida Surajo)は語った。「医療団の医師、看護士、そして漏出を防ぎ、私を救って下さったすべての人々に感謝している。」

12名のナイジェリア人外科専門家は、何百人もの女性たちをソコト、カノ、カチーナ、ケッビ州の4つの会場で、外科治療を行い社会復帰させるために、米英両国国際医師4名、ナイジェリア人医療研修生12名、そして看護士40名とソーシャルワーカー40名から成るチームに参加した。

産科瘻孔は、女性が長期の、それは時として数日間にも及ぶ、閉塞性分娩に近代的な医療介入なしで耐えるという事態により発症する悲惨な出産障害である。また、死産や妊婦が慢性的な失禁症を抱える原因にもなる。産科瘻孔に冒された女性は健康状態を非難され、彼女達の夫に見捨てられ、共同体からも追放される可能性がある。

調査の結果、毎年、2万件の産科瘻孔の新規発症が見積もられ、80万人ものナイジェリアの女性が産科瘻孔にかかっている可能性があることが判明し、この問題は特にナイジェリアの北部の州で深刻であり、ナイジェリアの女性が出産時の合併症から死ぬ確率は1/18にも上る。しかし、この数値はヨーロッパでは1 /2400まで減少する。

「ナイジェリアでは、女性は本来、彼女の家族や街の人々に健康を提供する人であると認識されている。」と、カノ州で女性問題監督官であるガジ・ダンタタ (Gaji Dantata)氏は述べている。「しかし、文化的慣習、社会抑圧、非識字、そして社会が未成熟なことにより、彼女達自身の健康への関心や必要性はしばしば見過ごされている。」

ナイジェリア政府は、連邦、国家、地域レベルでこのキャンペーンを成功させるために重要な役割を果たしている。保健省と女性問題省は設備と支給品を提供し、リハビリプログラムのための資金を準備した。4つの州政府は設備を改築し、訓練によりスタッフを育成し、食糧と移動手段を患者たちに供給した。

「ナイジェリア政府は国連人口基金の支援に頼り続けるであろう。」と、UNFPA(国連人口基金)アフリカ事務所長のファマ・バー(Fama Ba)氏は述べた。「我々はともに、緊急時に良質の産科介護が利用できるようにしなければならないし、男性と地域も共に産科瘻孔に対して闘う姿勢を確立しなければならない。」

予防はフィスチュラ撲滅のカギとなる。母体健康介護へのアクセスとその質を改善する事で、ナイジェリアや世界各国で、妊娠また出産時に合併症で亡くなった何百人、何千人もの女性の生活を助けることができるであろう。

「産科瘻孔は予防できる病気である。手術がなければ、この女性たちの人生がどのようなものであったか、と私は考えたくない。」と、ナイジェリア系イギリス人であり、このキャンペーンに参加した4人の国際医師の1人であるグロリア・エッセボナ(Gloria Esegbona)は語った。

このキャンペーンは、資源、専門的知識、医療設備を提供し、これが現実のものとなるよう尽力した国連人口基金、ナイジェリア政府、バージンユニナイト(Virgin Unite)、ナイジェリア赤十字、VSO、健康問題に関する専門家や現地のNGOの独自の協力の成果である。

このキャンペーンは、国連人口基金とそのパートナーが2003年に産科瘻孔を撲滅させようと始めた世界的キャンペーンの一環である。アフリカ、南アジアそしてアラブ地域の35以上の国と地域で実施されているこのキャンペーンは、産科瘻孔を予防することと、感染してしまった女性をケアすること、そして手術後の女性に社会的援助を提供することに焦点を置いている。

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545人の女性が「Fistula Fortnight」期間中に治療を受ける

2005年3月7日
ナイジェリア、アブジャ

計545人の女性が、「Fistula Fortnight」の期間中に治療をうけた。これは産科瘻孔を患う女性を治療し、ナイジェリア北部の4つの地域で医師に修復技術を訓練するという前例のない外科活動である。

「私は20年間尿を漏らしたままだった」と60歳のアミナトゥ・リマン(Aminatu Liman)は言った。彼女は3番目の子供を出産する時に3日間、陣痛に苦しみ産科瘻孔になった。男の子は死産だった。彼女はこのキャンペーンの2日目に治療を受け、今週はソコト州のマラヤン・アバチャ(Maryam Abacha)女性・子供病院で順調に回復している。「全ての不自由から開放されてとても幸せです…とても感謝しています。」

国連人口基金はナイジェリア連邦政府、バージンユニット(Virgin Unite)、ナイジェリア赤十字、海外ボランティアサービス(Volunteer Service Overseas)、ナイジェリアのNGOとナイジェリアの保健専門家、英国、そして米国と共にこの2週間の試験計画に協力した。

「ここでは、来院の際に、自分に葉希望もなく、周囲から見捨てられている、と感じている彼女たちを見ることができるでしょう。産科瘻孔の治療後は、当然、彼女達はとても幸せです。」とビルニン・ケッビ(Birnin Kebbi)VVFセンターの研修医の1人、ムスタファ・ラウェル(Mustafa Lawal)は言った。国連人口基金とそのパートナー達が私達を産科瘻孔の外科医として訓練したことはとても素晴らしい成果です。

産科瘻孔は予防可能な出産時の負傷で、長引く閉塞性分娩を、医学的介入を受けずに我慢すると発症する。多くの場合、胎児は死亡し、女性には慢性的な失禁症が残ります。

研究によると、ナイジェリアでは80万人の女性が産科瘻孔を患い、更に毎年2万人の新たな患者が発生している。事態は北部で特に深刻である。

全出産の約15%が、緊急の医学的介入を必要とする合併症を起こす可能性があり、ナイジェリアの女性が、出産に関して死に至る合併症を発症する割合は1/18であり、ヨーロッパにおけるこの数値は1/2400まで減少する。

「産科瘻孔を患う女性は、人道的で、よい産科医療を受ける必要性がある。」と国連人口基金事務局長のトラヤ・オベイドは言った。「このキャンペーンは我々が途方もない数の未治療患者に対処し、困窮している人たちを治療するのに役立った。妊婦医療システムを強化することで私たちは共に産科瘻孔を終わらせることができる。」

何百人という女性を治療するのに加えて、このキャンペーンによってより多くのナイジェリア人医師と看護婦、そしてソーシャルワーカーによる産科瘻孔治療が可能になり、4つの地域の病院により良い設備が確保された。最も重要なのは、キャンペーンによって産科瘻孔が多く見られる地域共同体でも治療が受けられるという認識を広めたことだ。

「長年にわたってこれらの女性は黙ってこの苦痛を受けてきた。以前それは、家庭でしか話し合われない家庭問題であった。今日、それは社会の問題であり、人々はそれについて知っています。」とソコト州の国連人口基金プログラムアドバイザー、アリユ・ヤコブ(Aliyu Yakubu)は言った。「私たちは事後カウンセリングと支援活動を共同体レベルで続けなければなりません。私たちは彼女達が再び戻ってくるのを見たくはないのです。私たちは彼女達が完治し、健康な赤ん坊といるところを見たいのです。」

このキャンペーンは2月21日から3月6日まで行なわれた。このイベントは2003年に立ち上げられた国連人口基金主催の世界産科瘻孔撲滅キャンペーンの一部である。アフリカと南アジア、アラブ諸国の35以上の国々で盛んなこのキャンペーンは産科瘻孔予防とその患者の治療、そして克服した人達が自分の共同体に確実に復帰できるよう、リハビリテーションを提供することに焦点を当てている。

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女性、少女、すべての人々の地位向上のために強い政治的なリーダーシップが必要

2005年3月9日
国連、ニューヨーク

「より強化した政治的リーダーシップ、予算の増大、そして人的資本増加などの対策は、女性と少女の権利拡大や健康の促進、また、彼女たちの地位向上のために必要である。」また、「これらの対策と幅広い能力をともに活用し、HIV感染者数、妊産婦死亡率の削減、そして、女性に対する暴力を防止しなければならない。」と国連人口基金事務局長トラヤ・オベイド氏は語った。

オベイド氏は、昨日の世界女性デーに開催された女性の地位委員会において、「我々は、女性、またすべての国民、特に不利な立場に立つ人々の生活に大いに関心を払う政治リーダーを求めている。」語った。また、この会議では1995年に北京で行われた第4回世界女性会議の実施状況の評価についても行われた。

オベイド氏は北京行動綱領の重要な指針として、特に1994年の人口と開発に関するカイロ国際会議の目標達成に対する先週の新たな支援を歓迎した。

「カイロと北京の議題は潜在的な関連性がある。」と、オベイド氏は語った。また、「それは、概念としての人権、ジェンダーの平等について、その2つの議題が同様に焦点を当てているということです。」更には、「1990年代に行われた国連の国際会議での議決案の徹底した実施がミレニアム開発目標達成のために必要である。」と強調した。

「10年前の北京会議においてさえ、世界のリーダーたちは少女や女性に関する問題の進展なしに、他の問題は進展し得ない、ということに同意していた。」とオベイド氏は語った。「彼らは、世界中で最も危急の問題については、十分かつ平等な女性の参加なくして解決されることはない、ということで意見を一致させている。」さらに、女性と少女の教育と地位向上に対する財政支援が、最も重要であるということも加えてオベイド氏は述べている。

「世界中のすべての地域における多くの成功とともに、北京行動綱領以来、多くのことが達成されてきた。」とオベイド氏は続けた。「私たちはカイロと北京とミレニアム開発の宣言を十分に満たすためには、まだまだ成すべき課題が残っている。」と彼女は語った。

オベイド氏は、さらに進んだステップとして、セクシャルライツの権利が保証されなければならないと述べ、「これは単なる健康の問題ではない。それは、人権の基礎であり、持続可能な人間開発である社会正義の問題である。」と付け加えた。

「私たちは、その数を知っている。」と、オベイド氏はリプロダクティブ・ヘルスの問題について述べた。「毎分ごとに、1人の女性が産科、または出産合併症によって死亡し、10人がHIVに新たに感染し、これは女性と思春期の少女たちを特に苦しめている。私たちは何をするべきなのか知っているのだから、このような状況を現実のものにしてはならない。」

オベイド氏はさらに、「2005年、またさらに次の時代の課題は、多くの国際機関間の協定を実行に移すことである。」と付け加えた。

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「北京女性会議から10年」国連人口基金 関連行事報告

2005年3月10日
国連、ニューヨーク

内容:
国連人口基金(UNFPA)は、2月28日から3月11日までニューヨークで開催された“北京女性会議の成果”を振り返る様々なイベントに参画しました。これらのイベントでは、北京会議での成果から女性の地位向上を推進することに重点を置き、また1995年に北京で決議された行動計画を実行に移すことが国際社会にとり重要であることに焦点が当てられました。

国連人口基金が主催、後援または参加した関連イベントは以下の通りです。

2月28日(月)
「女性、高齢化と健康」:その10年
    会場: Conference Room 7, United Nations
    時間: 1:15~2:45
    主催: 国連人口基金(UNFPA)、WHO

3月1日(火)
イスラム社会に於ける女性への暴力の排除
    会場: Church Center, 777 United Nations Plaza (corner of 44th Street and 1st Ave.)
    時間: 9:30
    主催: Women's Learning Partnership、UNFPA後援

3月3日(木)
「母体の健康と安全:女性の地位向上とミレニアム開発目標(MDGs)達成のための女性の性や生殖に関する健康」に関するトップレベルのイベント開催
    司会: 国連人口基金トラヤ・アメド・オベイド事務局長
    会場: Delegates' Dining Room 6, United Nations
    時間: 13:15~14:45
    主催: UNFPA、WHO

3月4日(金)
IPPF/Western Hemisphere Regionによるシンポジウム報告発表
    主な講演者: 国連人口基金トラヤ・アメド・オベイド事務局長
    会場: Millennium Plaza Hotel
    時間: 13:00~15:00
    主催: IPPF

「波の暴力:沈黙の潮」津波による被害を受けた女性たちが再建活動に積極的な参加の可能性に焦点を当てたセミナー
    会場: 国連人口基金, RMS Conference Room, 220 East 42nd Street, 19th Floor
    時間: 14:00~17:00
    主催: 国連人口基金, Asia Pacific Women's Watch

3月7日(月)
国連人口基金事務局長 トラヤ・オベイドによる総括
    会場: General Assembly, United Nations
    時間: 15:00~18:00

3月9日(水)
「難民と国内避難民のためのリプロダクティブ ヘルスのサービス提供における進展、相違、課題」
    会場: Dag Hammarskjold Library Auditorium, United Nations
    時間: 13:15~14:45
    主催: 国連人口基金, the Women's Commission for Refugee Women and Children

上記のイベントに関する問い合わせは、下記の2人までご連絡ください。

連絡先:

Abubakar Dungus
Tel.: +1(212)297-5031
E-mail: dungus@unfpa.org
Ormar Gharzeddine
Tel.: +1(212)297-5028
E-mail: gharzeddine@unfpa.org

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国連人口基金がアフリカ委員会の報告書を歓迎

2005年3月17日
国連、ニューヨーク

トラヤ・オベイド国連人口基金事務局長は、アフリカ委員会がこの日発表した、新しい報告書の内容について、歓迎の意を表した。「国連人口基金は、報告書の調査結果を支持し、委員会が今後その提言をもとにアフリカの男性、女性、子供たちひとりひとりの福利をさらに充実させられるよう関係者、特にアフリカ各国政府との協力関係を強化していきます。」

「国連人口基金は特に女性、そして男性のリプロダクティブ・ヘルスの権利を守るにはアフリカの強いリーダーシップが必要だという委員会の要請を歓迎します。それによりHIVへの感染を予防し、妊産婦と乳幼児の死亡率を下げ、何百万人もの命を救うことができるでしょう。」

「この際立ったイニシアチブが特に希望を与えてくれる点は、政府に対してリプロダクティブ・ヘルスに関連する性差に基づく差別をなくすべきだということを要求し、彼らに市民社会、特に宗教的・伝統的指導者たちと協力して目標を達成するよう喚起していることです。」

アフリカの妊産婦死亡率は世界で一番高く、ヨーロッパの1500人に対し、毎年25万人以上の女性が妊娠や出産に伴う合併症で亡くなっている。「今後10 年でアフリカの妊産婦数は過去最高に達するでしょう」とオベイド事務局長は述べる。「家族計画、妊産婦検診、助産士、緊急産科ケアへのアクセスの拡大が無ければ今後も死亡者数は増え続け、ミレニアム開発目標の達成は困難になるでしょう。」

「医療スタッフ、システム、サービスに充てる資金を増やすべきだという委員会の提言は、アフリカの、主にリプロダクティブ・ヘルスの分野での発展に対して人的・経済的支援を増やしていこうとする国連人口基金の戦略と一致しており、また差し迫った必要にあるものです」とオベイド事務局長は述べた。

1994年の国際人口開発会議(カイロ会議)で、世界の指導者たちは毎年185億ドルを発展途上国のリプロダクティブ・ヘルスと人口問題に対応したサービスに投入することで合意し、そのうち3分の1はドナー国により賄われるはずだった。しかし、この合意内容は達成されず、公衆衛生の改善や、 HIV/エイズ対策に深刻な結果をもたらした。今回の報告書は事態の緊急性に注目し、リプロダクティブ・ヘルス・サービスに必要な物資の不足を補うには年間3億ドルの追加予算が必要だという国連人口基金の概算に言及している。事態の深刻さは、アフリカ男性1人に対し年間4個のコンドームしかないという現状にも表れている。

オベイド事務局長は、アフリカ諸国政府に対しその保健システムにおいてリプロダクティブ・ヘルスを強化するよう呼びかける委員会の提言に言及し、「国連人口基金はこの提言を歓迎します。そしてまた、リプロダクティブ・ヘルスをアフリカ諸国の開発枠組みに取り込むよう、アフリカ連合とNEPADとの連携を強めていきます。」と述べた。

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スーダン内戦後の初人口調査実施に向けて国連人口基金が準備開始

2005年3月31日
スーダン、カーツーム

国連人口基金(UNFPA)スーダンにおいて包括的な人口調査を実施する準備を開始した。この調査は20年間で初の実施となる。スーダン国連共同評価ミッション(United Nations Joint Assessment Mission for Sudan)によると、内戦後のスーダン国内の開発計画に貢献することを目的とするこの人口調査には約6千万ドルの費用が掛かるとされている。

今回の人口調査は昨年にスーダン政府とSudan People's Liberation Movement(SPLM)の間で署名、結ばれた包括的和平協定(Comprehensive Peace Agreement)条件の一部である。内戦後暫定期間の最初の2年で調査を完了させる計画である。

「初期の世帯名簿に関するデータを収集することはスーダンの社会、経済開発計画に貢献するのみならず、将来の国の民主的発展を推進するものとなる。」と国連人口基金スーダン事務所代表のニマル・へティアラッチー氏は述べた。更に、「この調査はスーダンの平和維持、民主化および経済成長に大いに貢献するであろう。」と語った。

国連人口基金が本調査の準備として、政策立案者と一般市民の間にこの調査の重要性の認識を高めるための訓練セッションを実施している。しかしながら、国家および地方レベルでスーダン政府とSPLM内の関係機関の能力を伸ばすには資金不足という深刻な問題が一つ残る。資金は準備や実施作業に必要であり、その中には地図上マッピングやコンピューター処理訓練を地元職員対象に行うことや、またフィールド業務などを含む。

4月11日、12日にオスロで開催される国連人口基金はスーダン復興ドナー会議にてスーダン人口調査の重要性、および今後十数年にわたって調査の課題となる点を最大に強調する意向である。またへティアラッチー氏は、ドナー国に対し、彼らの支援が和平協定の基礎的要素となるスーダン人口調査の成功の鍵を握ることを強調する姿勢である。

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国連人口基金が3月26日の地震で被害を受けたインドネシアの島々へリプロダクティブヘルスと衛生に必要な物品を送る

2005年3月31日
インドネシア、ジャカルタ

インドネシアで、3ヶ月の間に2回目となる強い地震への対応として、国連人口基金(UNFPA)は避難民、特に妊産婦のリプロダクティブヘルスと衛生状態を維持するための物資を送った。

3月28日の地震で、インフラが深刻なダメージを受けたニアス島やSimeule諸島では、何百人もの死者が出ており、少なくとも2000人が家を失ない、精神的外傷を受けた。

国連人口基金スタッフは12月26日に起きた地震と津波の後、すでにその地域で被災者の救援活動にあたっていたので、今回の地震にも素早く対応を行った。

スマトラ北部で後方支援に当たっている国連人口基金アチェ州オペレーションディレクター、Philip Stokoeによると、医師団が迅速なニーズ・アセスメントを行うためにニアス島に派遣されている。被災者は水や生理用品、食糧、医療物資を必要としている。

3月30日に、国連人口基金は1,400人分の女性のための衛生用キットと安全な自宅分娩用150キットを含む、トラック2台分の医療器具と衛生用品をニアス島に送った。

ムーラボ事務所を担当する国連人口基金のプログラム・コーディネーターで、現在ニアス島に入っているJyoti Ready 博士の報告では「様々な医療機関が医療スタッフをニアス島に送っている。島内唯一の病院が深刻な被害を受けてしまっているので、早急に緊急医療ケア・チームが編成されるであろう。」と話している。

武力抗争や自然災害への対応として、国連人口基金は、女性やユース(若者)にとって特に必要なニーズが、短期・中期的な人道支援策の立案・実施に取り入れられるように働きかけを行っている。12月26日の津波による被害を受けた国においては、安全な分娩、女性や女児に対する暴力の排除、そして、心理社会的カウンセリングを含む、リプロダクティブ・ヘルスニーズがその最重要事項となっている。

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