プレスリリース 2009年2月

エジプトの医師とニカラグアのNGO、2009年国連人口賞を受賞

2009年2月24日
ニューヨーク、国連

エジプト人医師のマフムード・ファターラ(Mahmoud Fathalla)氏とニカラグアのNGO ニカラグア・コミュニティ活動(MCN)が、2009年度国連人口賞を受賞した。国連人口賞(United Nations Population Award)は、人口問題及び人々の健康改善のために最も優れた業績を上げた個人と団体に授与される。

マレーシア国連大使であるハミドン・アリ(Hamidon Ali)を議長とする国連人口賞選考委員会は、18カ国からの候補を審査し、受賞者を決定した。国連人口基金(UNFPA)が事務局を務める同委員会は、国連に加盟する10カ国の代表によって構成されている。授賞式は6月1日にニューヨークの国連本部で行われることになっており、受賞者には表彰状とメダルが贈られる。

選考委員会に提出された報告書によると、ファターラ博士は、最初に研究者としての活動を開始したエジプトのアシュート大学(Assiut University)産婦人科の大変評価の高い医師。また、マネージャー、アドバイザー、政策提言家として、家族計画の普及、そしてリプロダクティブ・ヘルスや妊産婦の健康を推進している。

1974年には、アラブ諸国で初めての家族計画組織となるエジプト・ファティリティー・ケア・ソサエティ(Egyptian Fertility Care Society)を設立。以来、エジプト家族計画協会、エジプト保健省及び国家人口協議会(National Population Council)に助言してきた。さらに、世界保健機構(WHO)、国際女性健康連合(IWHC)、保健分野における適性技術導入プログラム (PATH)、国際家族計画連盟(IPPF)、パッカード財団(David and Lucille Packard Foundation)、米国学術研究会議人口問題委員会(The Committee on Population of the National Research Council of the United States)などの国際機関に対してアドバイザーとして係わっている。

ファターラ医師は、数々の賞を受賞し、エジプト大統領からもパイオニア賞(Pioneer Award)を授与されたと同時に、英国と米国の産科婦人科学会の特別名誉フェローの称号を贈られている。妊産婦保健の推進者であり、「妊産婦の健康を守るイニシアチブ」の発足メンバーの一人でもある。

ニカラグア・コミュニティ活動は、1978年に設立されて以来、社会開発とコミュニティ開発、男女平等参画、そして環境保護を通して、ニカラグアにおける生活水準の向上を目指してきた。選考委員会の資料では、コミュニティ指導者、教育者、助産師などの健康推進員ら約20,000人の動員が可能で、活動範囲は120の市町村と2,000の地域コミュニティに及ぶとされる。特に最近は、若者に重点を置き、男女間の不平等をなくし、暴力の撲滅や性感染症の予防、そして10代の女性の妊娠を減らすための活動を展開している。

国連人口賞選考委員会のメンバー国は、3年間の任期であり、国連経済社会理事会(ECOSOC)によって選出される。現在のメンバー国は、アルジェリア、バングラデシュ、チェコ、コンゴ民主共和国、ハイチ、イラン、マレーシア、ペルー、スウェーデン、タンザニア。国連事務総長と国連人口基金事務局長は、職権上のメンバーである。

問合せ先

Omar Gharzeddine
電話:+1 212 297 5028
Eメール:gharzeddine@unfpa.org

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