プレスリリース 2009年1月

国連人口基金 コスタリカ地震で被災した妊婦を支援

2009年1月19日
ニューヨーク、国連

今月はじめにコスタリカを襲った地震の被害を被った妊婦や若者が保護を受けられずにいる。緊急避難所に強制退去した人々は4,000人近くにのぼり、女性と子どもがこのほとんどを占める。また、2万5,000世帯が飲み水を確保できずにいる。1月8日の地震によるこれまでの死者は20人と報告されているが、救助隊員たちによると、まだ多くの被害者ががれきの下敷きになっているという。

国連人口基金(UNFPA)は、政府機関やNGOと協働しながら、妊娠後期の女性とその子どもたちのために避難所の設置や特別な支援を行っている。ほかにも、救援作業のための輸送援助のほか、数千人の人々に衛生キットを支給し、また10~24歳の子どもと若者に避難所生活の気晴らしとなるような支援活動も行っている。

国連人口基金コスタリカ事務所代表補佐のパトリシア・サルガド(Patricia Salgado)は、「国連人口基金は、出産を間もなく迎える女性のための特別な避難所を設置し、妊婦と間もなく生まれる子どもたちの命を守っている」と述べた。

過去の事例から、被災後やその後の復興期には、妊娠に関連する死亡や性的暴力が急増することが明らかになっている。産前健診、専門技能者の立会いのもとでの出産、および緊急産科ケアなどのリプロダクティブ・ヘルス・サービスが十分に提供できなくなる。また、若者はHIVに感染しやすく、そして性的搾取の対象となりがちだ。多くの女性が、家族計画サービスを享受することができなくなり、危険な条件のもと、望まれない妊娠の危険性にさらされることになる。

国連人口基金は、こうした状況下において迅速な対応をし、コミュニティーのリプロダクティブ・ヘルスを保障し、突発的な危機的状況を脱し、復興段階に移行する支援を行っている。また、保健分野の査定を緊急に実施し、適切かつ効率的な救援活動を可能にしている。

問合せ先

Trygve Olfarnes
電話:+52 55 5250 7977
Eメール:olfarnes@unfpa.org

Omar Gharzeddine
電話:+1 212 297 5028
Eメール:gharzeddine@unfpa.org

Gabriela Rodriguez
電話:+ 506 2296 1265
Eメール:grodriguez@unfpa.org

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国連人口基金 アメリカの資金拠出の再開を歓迎

2009年1月23日
ニューヨーク・国連

バラク・オバマ(Barack Obama)米国大統領が23日に発表した声明の中で、国連人口基金への資金拠出を再開すると述べたことを、国連人口基金(UNFPA)は歓迎する。

「私は、国連人口基金への資金協力を米国連邦議会と共に再開するつもりです。米国は国連人口基金に対する拠出を再開することにより、世界154カ国における貧困を削減し、女性と子どもの健康を向上させ、HIV/エイズを防ぎ、女性に家族計画支援を行うために協力している他の180の拠出国と肩を並べることができるのです」と、オバマ大統領は述べた。

国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドはオバマ大統領の決定に際し、新大統領の迅速な対応について次のように述べた。「オバマ氏の行動から、彼が強い指導力を持ち、そして平和と尊厳、女性と女児の平等、最貧国の経済発展を実現することを確固として望んでいることを強く感じます。そしてリプロダクティブ・ヘルスを享受できるかどうかが、これらすべての問題の核心にあるのです。」

なすべき事は山積している。ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年までの折り返し地点を過ぎた今、妊産婦の健康とリプロダクティブ・ヘルスに関する第5目標は、その達成が危ぶまれ、さらに資金援助も最も不足している。

「新しい大統領の方針のもと、世界中のリプロダクティブ・ヘルス/ライツの推進と保障に米国は指導力を再び発揮することを確信します。これは、社会を構成する平等な一員として、すべての女性が社会参画の機会を享受できる世界を構築する重要な一歩です。」

1990年から2005年の間に削減された妊産婦死亡率は、世界で僅か1%。1分にひとりの女性が出産と引きかえに命を失う。その計算によれば、途上国で世代交代が起こる20年間弱には1,000万人にも達することになる。そのうち99%が、アフリカおよびアジア諸国を中心とした開発途上国の女性だ。

「このオバマ大統領の決断は、今こそ必要とされていました。妊産婦の死亡をなくし、誰もがリプロダクティブ・ヘルスを享受できるようにするには、効果が明らかとなっている戦略が実施されるよう、あらゆる水準における政治的財政的な取組みを増強する必要があります。米国が女性や国連人口基金への支援を再開したことで、ミレニアム開発目標達成の可能性が飛躍的に高まったのです」と事務局長は述べた。

過去7年間、一旦は米国連邦議会に承認された国連人口基金への資金拠出は保留されてきた。その間、国連人口基金は、計2億4,400万ドルにのぼる米国からの資金援助が受けられなかったことになる。

家族計画、女性の保護と能力開発を重要な課題と位置づけ、政権として積極的に取り組むという大統領の決定を、国連人口基金は歓迎する。自主的に家族計画を推進することは、望まれない妊娠を防ぎ、中絶を減らすための最も効果的な方法だからだ。

「米国の資金拠出が再開したことで、国連人口基金はこの金融危機の中にありながら、ここ数年の予算規模を維持し、最貧国の女性への支援を続けることが可能となります。女性の社会進出なしに、世界の発展はありません。すなわち、国際的な最優先課題として、女性の健康を守り、権利を保障し、平等を推進することが必要なのです。最貧国の女性と女児が持てる能力を最大限に発揮できるような支援を行うという夢を実現するために、オバマ大統領、クリントン米国務長官、そして米国民のみなさんと協力する用意ができています。米国との緊密な協力関係が再び結ばれることを、国連人口基金は期待しています」と、事務局長は締めくくった。

問合せ先

Sarah Craven
電話:+1 202 326 8713
携帯:+1 202 255 7262
Eメール:craven@unfpa.org

Katja Iversen
電話:+1 212 297 5016
携帯:+1 917 403 3063
Eメール:iversen@unfpa.org

Jessica Malter
電話:+1 212 297 5090
携帯:+1 646 732 0047
Eメール:malter@unfpa.org

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