プレスリリース 2007年9月

「国際保健パートナーシップ」がロンドンで設立 保健および開発分野の各国際機関もこれを歓迎

2007年9月5日
ニューヨーク・ロンドン

「国際保健パートナーシップ」が本日ロンドンで設立された。開発途上国に住む何百万人もの人の命を救うための新たな希望として保健および開発各主要機関から注目を浴びている

「健康に関するミレニアム開発目標(MDGs)達成への取り組みが予定よりも大幅に遅れ、多くの命が失われ続けています。こうした現状は打開されなければなりません。至急対策をとらなければ、期限までの目標達成は不可能となります。」と各国際機関および財団は声を揃えて訴えている。「毎分1人の女性が出産時に亡くなっています。毎日約28,000人の5歳未満の子どもたちが、マラリアなど本来なら予防可能な原因で命を落とし、10,000人以上がHIV ウィルスに新たに感染し、そして22,000人が肺炎にかかっています。」

「これは不公平であり、許されることではありません。死亡率の低下と疾病の蔓延の防止、健康における不平等の解消、そしてより多くの人が基本的保健サービスを享受できるように努めることは我々の使命です。」

このパートナーシップについて国連人口基金事務局長は以下の通り述べている。「我々の共通の目標への原動力の一端を担うことが、女性・男性・子どもの健康に対する権利の保障につながります。一致団結して保健システムの強化に取り組めば、妊産婦の保護、そして幼児死亡率の低下、HIV/エイズ・肺炎・マラリアの撲滅も劇的に推進することができるはずです。」

「国際保健パートナーシップ」は健康に関するミレニアム開発目標の、幼児と妊産婦の死亡率の低下やHIV/エイズ、マラリアなど主要な疾病の蔓延の防止を達成するための新たな推進力となる。保健協力のあり方が発展途上国とってよりよいものとなることを目指すにあたり、以下の3点に焦点が絞られている。

●個々の病気や課題に個別の対応策をとるのではなく、保健システム全体の改善に包括的に取り組む。
●ドナー国間の調整を円滑にする。
●各国の保健計画の開発および支援をする。

このパートナーシップは、拠出国政府および機関からの支援を受けており、 また第一波と称されるアフリカ・アジアの7カ国もこれに加わる予定だ。ドナー国と密な調整をしながら、保健サービスの向上に取り組むことになっている。医療むけ公的資金を増加し、最貧困層の人々に医療サービスが行き届くよう公約をしている。

詳しく知りたい方は下記各機関まで連絡のこと。

世界保健機構(WHO)
ジョエル・シェーファー(Joel Schaefer)
電話: +41 22 791 4473
携帯: +41 79 516 4756
Eメール: schaeferj@who.int

世界予防接種イニシアティブ(GAVI Alliance)
ジェフリー・ローランド(Jeffrey Rowland)
電話: +41 22 909 7165
携帯: +41 79 240 4559
Eメール: jrowland@gavialliance.org

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(Global Fund)
ジョン・リデン(Jon Liden)
電話: +41 22 791 1723
携帯: +41 79 244 6006
Eメール: jon.liden@theglobalfund.org

国連エイズ合同計画(UNAIDS)
ブレット・ブリンゼンホーフェ(Bret Brintzenhofe)
電話: +41 22 791 1698
Eメール: brintzenhofeb@unaids.org

国連人口基金(UNFPA)
アブバカール・ダンガス(Abubakar Dungus)
電話: +1 212 297 5031
Eメール: dungus@unfpa.org

ユニセフ(UNICEF)
アンジェラ・ホーク(Angela Hawke)
電話: +1 212 326 7269
Eメール: ahawke@unicef.org

世界銀行(World Bank)
フィル・ヘイ(Phil Hay)
携帯: +1 202 409 2909
Eメール: phay@worldbank.or

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イラク難民の健康を守るために保健分野の国連機関が支援要請

2007年9月18日
ジュネーブ

本日、国連人口基金(UNFPA)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、ユニセフ(UNICEF)、国連世界食糧計画(WFP)及び世界保健機関(WHO)などの保健分野の国連機関は、現在も続くイラク国内での武力闘争と政情不安のために近隣諸国へ避難した約220万人のイラク人難民を支援するために8,480万ドルの支援を要請した。その資金は、受入国の政府が2008年末まで避難民の健康及び栄養上のニーズを満たすための支援にあてられる。

この要請は、イラク人を受け入れている近隣諸国(シリアは150万人、ヨルダンは75万人のイラク難民がいると推定される)におけるイラク難民の基本的な健康上のニーズを訴えるものである。昨年からのイラク難民の大量流入が既に疲弊しきっていた受入れ国公共サービスに極度の負担をかけ、政府及び地域・国際組機関にとって深刻な問題となってる。

シリアに限ってみても、手足を失った何百人ものイラク人のための義手・義足、そして何千ものがん患者や精神的外傷を負った人たちのための専門的な治療が必要とされており、また病院で治療を受ける機会も限られている。現状に見合う程に受入れ国の健康状態に関する情報と疫病監視システムが機能していないため、本来ならワクチンで予防できるはずの病気の危険度を拡大させる結果となっている。イラク人の購買能力の低下も、栄養失調率の増加に追い討ちをかけている。イラク難民のリプロダクティブ・ヘルス向上のためのサービス及び子どもむけ保健サービスも必要とされている。

200 万人以上のイラク国内難民の健康上のニーズも見過ごすことはできない。難民の多くは戦火を生き延びてきた人々であり、医療上深刻な状況に置かれている。難民となった何十万にものイラク人の子どもたちが必要な予防接種を受けないまま放置されている。この事態に対応するためには、政府、国連機関及びNGOが調整をとりながら尽力を尽くすことに加え、国際社会からの財政支援が求められている。

今回の共同要請は、ヘルスケアシステムの整備、そして栄養失調及び微量栄養素不足について問題提起をし、情報管理システム及び調整体制を強化することを目指すものであり、世界保健機関主催で7月29,30日にダマスカスで行なわれた閣僚会議の際採択された共同行動枠組みの成果として構築されたものである。

過去1年の間、イラク周辺地域の国々はイラク難民に対し、寛大に国境を開き続け、健康及び栄養上のニーズを満たすための多大な貢献を続けてきた。しかし、このような近隣諸国の保健制度への負担の増大による影響は尋常ではなく、国際社会からの即時的緊急支援が必要とされている。

共同要請についての詳細はこちら(英文)からご覧になれます。

詳しくは下記各機関まで連絡のこと。

世界保健機関(WHO)
ダニエル・ロペス・アクーナー (Dr. Daniel Lopez-Acuna)
電話:+41 22 791 5868
携帯:+41 79475 5557
Eメール:lopezaunad@who.int

ファデラ・シャイーブ(Fadela Chaib)
電話:+41 22 791 3228
携帯:+41 79 475 5556
Eメール:chaibf@who.int

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
アストリッド・ファン・ヘンデレン・ストルト (Astrid van Genderen Stort)
電話:+41 22 739 8364
携帯:+41 79 217 3172
Eメール:vangende@unhcr.org

ユニセフ(UNICEF)
ベロニック・タヴォー(Veronique Taveau)
電話:+41 22 909 5716
携帯:+41 79 216 9401
Eメール:vtaveau@unicef.org

パトリック・マコーミック(Patrock McCormick)
電話:+1 212 326 7426
Eメール:pmccormick@unicef.org

国連人口基金(UNFPA)
デイビット・デルヴェッキオ(David Delvecchio)
電話:+1 212 297 4975
Eメール:delvecchio@unfpa.org

オマール・ガルゼティン(Omar Gharzeddine)
電話:+1 212 297 5028
Eメール:gharzeddine@unfpa.org

国連世界食糧計画(WFP)
クリスチャーヌ・ベルスィオウム (Christiane Berthiaume)
電話:+41 22 917 8564
携帯:+41 79 285 7304

バリー・カメ(Barry Came)
Eメール:barry.came@wfp.org

この件に関する情報、及び世界保健機関のプレスリリース、概要報告書、特集記事は世界保健機関のホームページ(英文)で閲覧可能

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