プレスリリース 2007年5月

セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスに対する資金援助が世界健康安全保障への鍵

2007年5月15日
ジュネーブ、国連

国連人口基金(UNFPA)事務局長トラヤ・A・オベイドは、「医療制度を強化し世界健康安全保障を確立するため、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスへの各国政府からのさらなる資金援助が求められています。さらに、あらゆるレベルで医療従事者を訓練するための膨大な資金援助が必要です」と述べた。

5月15日第60回世界保健総会での基調講演の中で、事務局長は「女性の健康に対する権利が否定されている国や、出産によって多くの女性が死亡している国において発展は見込めません」と警告した。

事務局長は、「過去20年間にわたり、1000万人以上の女性が妊娠・出産による合併症で亡くなっており、約3億人の女性が産科ろう孔などの身体的損傷や長期にわたる障害によって苦しんでいます。そういった死亡や障害は、予防可能なことでもあるがゆえに嘆かわしい状況です。」

「途上国では、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスサービスが享受出来ないために多くの女性が亡くなっており、女性の死亡や障害の主な原因となっています。その結果、毎分10人がHIVに新たに感染しており、毎年300万人がエイズで亡くなっています。しかし、新聞やCNN(Cable News Network)がこの悲惨な事実を扱うことはまずありません。」

同総会で、事務局長は以下のように呼びかけた。「健康改善に対する資金援助の増大を呼びかけてください。尊厳を持って生きるべき人々が権利を行使できる世界を創るために、力を合わせ、責任を果たし、可能な限りの努力を共に、そして個々人で行っていきましょう。」

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