プレスリリース 2007年1月

欧州委員会と国連人口基金 ジンバブエのHIV感染予防に対し拠出

2007年1月10日
ニューヨーク、国連

欧州委員会(EC)と国連人口基金(UNFPA)は、ジンバブエが打ち出したHIV/エイズに関する国家戦略計画の中の、行動変容を促す取り組みを支援するため566万ユーロ(約8億8000万円)を拠出することを表明した。

この助成金は、今後3年間にわたり、ジンバブエの国民エイズ協議会が作成した、行動変容の促進を目的とした新戦略を実施するために利用される。具体的には、同国内の10地区における地域主体の行動変容を促すための対応策定を支援する予定である。

この新しい戦略計画は、今までの計画を疫学的・社会科学的な見地から徹底した再検討を行って作成された。複数のパートナーを同時に持つなどHIV蔓延につながる重要な要素に焦点を当てており、HIV/エイズに感染しやすい立場に追い込んでいる根本的な要因、特に性別役割や不平等な男女関係に取り組んでいく。さらに、ジェンダー不均衡の是正と男性の責任増大を推進している。

助成金の一部として、国連人口基金は女性のコンドーム使用拡大に向けた支援を行い、ユニセフ(UNICEF)はHIV感染者が生活に必要な技能を習得するための教育やジェンダー不平等などの分野で教員育成を支援する。

ジンバブエのHIV感染率は減少傾向に転化しているものの、15歳から49歳までの性活動人口の内18.1%がHIVに感染している。性交渉を持つ相手の数を減らすことやコンドーム使用の普及などの行動変容は、感染率減少に大きく貢献していると言える。どちらもこの大規模な支援の重点分野となるだろう。

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国連人口基金に対し史上最多国から史上最高額の一般拠出

2007年1月15日
ニューヨーク、国連

2006年、国連人口基金に対する一般拠出は、世界180カ国から総額3億6000万ドル(約425億円)に上った。これは、1969年に国連人口基金が設立されて以来の最多拠出国数・最高拠出額である。

これに対し、国連人口基金事務局長トラヤ・A・オベイドは、以下のように述べた。「ほとんど全ての国連加盟国が継続的に私たちの活動を支援してくださり、またその援助がますます増加していることに大変感謝しています。私たちは、この記録的な数字を、国連人口基金の活動や任務が世界的に認められてきたという証だと思っています。さらに、開発にとってセクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスはHIV予防と同様に重要だということを浮き彫りにしています。」

本会議は、「人口と開発に関するアジア議員フォーラム」(AFPPD)、および国連人口基金(UNFPA)が主催し、アフリカ、中東、欧州、米州のそれぞれの地域の議員グループと、人口問題を考える国際組織「地球規模問題に取り組む国際議員連盟」の協力を得て開催される。また、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)とタイ国民会議が共催団体となっている。

国連人口基金への拠出国の数は、1999年には69カ国であったものが2005年には172カ国まで増え、昨年2006年には180カ国を記録したように、ここ数年着実に増加している。上位6位までの拠出国は、オランダ、スウェーデン、ノルウェー、英国、日本、そしてデンマークである。また2006年には、サハラ以南のアフリカ諸国と中南米の全ての国々が拠出を決定した。

事務局長は以下のように付け加えた。「誰もがリプロダクティブ・ヘルスを享受出来るようになることは、貧困を撲滅するためには不可欠ですが、各国政府や市民社会とのパートナーシップと協力なしには達成できません。こんなにも多くの国々から私たちの活動に対して支援をいただけるのは心強い限りです。この支援が今後も増え続けることを願っています。」

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