プレスリリース2012年7月

7月20日 意図しない妊娠と妊娠中のHIV感染を防いで、命を救う

7月20日
ワシントンD.C

国際的なターゲットに見合うには権利主体の投資が必要

子どもと母親の命を救い、健康を守ることを確約する、果敢で新しいコミットメントが出されました。HIV感染と
、意図しない妊娠の予防に関する戦略的な枠組みは、そのようなコミットメントの一つ、具体的には2015年
までに子どもたちのHIVの新規感染をなくし、妊産婦死亡も防ぐよう支援するものです。

この指針となる枠組みは第19回国際エイズ会議の開催期間中に発行される予定であり、妊産婦のHIV感染
と意図しない妊娠を防ぐという、今まで顧みられていなかった2つの目標に焦点を当てています。これらの戦
略なしでは、母親から子どもへのHIV感染を撲滅することやHIVによる妊産婦死亡を減少させるという目標は
難しいものとなるでしょう。

・妊娠はそれ自体の生理的、行動的な理由からHIV感染のリスクが増えてしまうことがあります。妊娠中に
HIVが陽性になることがあるということも報告されており、妊娠中の女性のためにHIV予防に向けてさらなる
努力をしていく必要があること、HIV検査を繰り返し行う必要があることがあると強調されています。HIVは妊
産婦死亡にも大きく関係しており、HIV 感染を半減させることは、新しい国際的なHIVに関する目標の一つに
もなっています。

・人権を基にした家族計画は女性をエンパワーメントし、子どものHIVの新規感染を減らし、妊産婦死亡や疾
病を減らすなどして、多くの生命を救うことができるのです。自発的な家族計画により、全ての妊産婦死亡の
32%、また幼児死亡のほぼ10%を回避することができます。HIV感染予防が重く負担になっている国では、
家族計画に関するニーズを満たすことによって、2015年には意図しない出産は600万件減少させられ、子ど
ものHIV感染も6万1000減少させることができます。家族計画サービスを拡大させることにより、2015年まで
に世界中の16万3000人の幼児をHIV感染から予防することができ、2億米ドルもの経費を削減することがで
きるようになります。

・HIVと法に関するグローバル委員会が2012年に発表した報告書では、女性のHIV感染者のセクシュアル・
アンド・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)を推進する政策を考案し、実行し、監
視する必要があると強調しています。HIVに関する偏見については、以前より改善されてきてはいるものの、
女性のHIV感染者の多くが未だ強制的な避妊手術や中絶などにより、子どもを持つ権利を侵害されています


「家族計画とHIV対策を関連づけて強化することは双方に良い結果をもたらします。ロンドンの家族計画サミ
ットで誓約された数十億ドルにより、妊産婦死亡を削減し、権利を守り、子どものHIVの新規感染を防ぐため
のまたとない機会となります」
【国連人口基金(UNFPA)、ジョージ・テンボ】

「コンドームの使用を促進させることは、妊娠中の女性のHIVの新規感染を減らすための先駆的アプローチ
の一つであり、『予防のための治療』と言えます。パートナーにHIV検査を受けるよう呼び掛けることは、今す
ぐ送るべき『ラブレター』だと言えます」
【国際家族計画連盟(IPPF)、ケヴィン・オズボーン】

上述の枠組みはHIV感染と意図しない妊娠を防ぐためのサービスを実現し、以下の5つの重要な戦略実行す
るための指針となります。
1) 性と生殖に関する健康とHIVを結び付けること、
2) コミュニティがより積極的に取り組むこと、
3) 男性のさらなる参画を促すこと、
4) HIV感染者の団体と連携すること、
5) HIV に対する偏見を排除し、差別のないサービスの提供を保障すること。

この枠組みは、2012年7月24日(火)に第19回国際エイズ会議が行われたワシントンコンベンションセンター
、プレス会議室2にて発表されました

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