プレスリリース2012年3月

3月16日 リプロダクティブ・ヘルス分野における米国人先駆者とマレーシアのNGOが2012年度国連人口賞を受賞

2012年3月16日
ニューヨーク 国連

アメリカにおけるリプロダクティブ・ヘルス提唱者であるエイドリアン・ジェルマン(Adrienne Germain)氏とNGOのマレーシア・リプロダクティブ・ヘルス連盟(FRHAM)が2012年度国連人口賞を受賞しました。国連人口賞は、人口問題と保健の領域で多大な貢献をした個人と団体に年1回授与されます。

ジェルマン氏は家族計画の分野における多くの著作を発表している目覚ましい経歴の文筆家であり、1975年より、女性の地位を出生率や人口政策と結びつけたパイオニアの一人として知られています。また、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議及び1995年に北京で開催された第四回世界女性会議において、米国代表メンバーとして重要な役割を果たしました。

ジェルマン氏は多数の国際的な人口プログラムにおけるアドバイザーも務めており、世界保健機関(WHO)の「リプロダクティブ・ヘルス戦略」の策定にも参画しています。また、人口評議会、フォード財団、国際女性保健連合(IWHC)を率いる役割を歴任しており、特にIWHCでは1998年から2011年に退職するまでの間、代表を務めました。

一方、FRHAMは、家族計画や責任ある出産を啓発するために1958年に設立され、人口問題、家族計画、リプロダクティブ・ヘルス分野において、マレーシア有数のNGOとなりました。母子の健康に寄与するために、家族計画の重要性を強調する標語である「(出産の時期は)早すぎず、遅すぎず、近すぎず」を推進し、国内をはじめ他のアジア諸国でも際立った活動をしています。

FRHAMは、国際家族計画連盟や、国家・地域レベルの政府機関と緊密に協力しています。難民、セックス・ワーカー、性転換者や社会から取り残された若者といった不利な立場に置かれた人々に対応するため、年々活動を広げてきました。また、一般市民へのリプロダクティブ・ヘルス教育や、ヘルスワーカーへの必要な訓練を行うために、多様な言語の出版物を発表してきました。

マジェド・アブデルアズィーズ(Maged A. Abdelaziz)エジプト国連大使を議長とする国連人口賞選考委員会は、国連に加盟する10カ国の代表によって構成されており、国連人口基金(UNFPA)が事務局を務めています。委員会メンバーは国連経済社会理事会によって選出され、任期は3年。現在のメンバーは、バングラデシュ、チェコ、エジプト、ガーナ、グアテマラ、ジャマイカ、マレーシア、ニカラグア、ノルウェー、タンザニア。国連事務局長、国連人口基金事務局長は職権上の会員です。

国連人口賞授与式は6月に国連において開催されます。

本部のプレスリリースはこちら