プレスリリース2016年2月

2月23日 日本政府・国連人口基金 合同プレスリリース:日本政府、イエメンの女性と少女を支援するために150万米ドルを供与

2016年2月23日

イエメン・サナア

日本政府は、イエメンの女性と少女をジェンダーに基づく暴力から守り、彼女らの尊厳を保つための国連人口基金(UNFPA)の活動に対し、150万米ドルを供与した。

「イエメンでは1100万人以上の人々が、ジェンダーに基づく暴力などからの保護を必要としており、彼らのニーズを満たすために緊急に基礎的サービスを拡大することが必要とされています」とUNFPAイエメン事務所代表のリーンK. クリスティアンセンは語る。「私達は日本国民に大変感謝しています。この資金援助により、危機状況下におけるジェンダーに基づく暴力の被害者に対し、包括的なケアとサポートを提供することができます。」

この援助は、ジェンダーに基づく暴力を予防し対応するための緊急ニーズの20%以上に対処できる。また、2016年の国連イエメン人道支援対策計画で定められた、ジェンダーに基づく暴力項目の対象者の17%に対応できる。

この資金は、イエメンの内戦の被害を受けた最も脆弱な女性と少女に衛生キットを提供をするために活用される。このキットには、衛生用品やその土地の文化に配慮した衣類が入っており、女性達は生理や個人の衛生に対処でき、人道支援を求める際に移動しやすくなり、ジェンダーに基づく暴力のリスクを削減することができる。

また、暴力の被害者へのサービスと医療用品の提供を拡大することができるとともに、イエメン全体における暴力の実態とそれに応じたより良い対策を講じるためにも役立てられる。さらに、ジェンダーに基づく暴力と闘うために男性と少年を対象とする活動も支援する。

林克好・在イエメン日本国大使は「イエメンの女性と少女のウェル・ビーイング(良好な状態)を改善するためのUNFPAの取り組みに支援できることを喜んでいます。私たちはこの支援により、引き続き暴力へのリスクに晒されている女性と少女に必要な保護と支援を提供できることを願っています」と述べた。

イエメンの人道的状況に対するUNPFAの支援は、女性と少女のリプロダクティブ・ヘルス・サービスのニーズにも対応している。

2月4日 日本政府・国連人口基金 合同プレスリリース:日本政府、165万米ドルと3台の救急車を供与 国連人口基金(UNFPA)を通じて、南スーダンの母子の命を守るために

2016年2月4日

南スーダン・ジュバ

日本政府は、国連人口基金(UNFPA)を通じ、25万人の産科医療サービスを必要とする出産可能期の女性が暮らす南スーダンの3つの紛争被害地域の保健医療施設に、3台の救急車を供与した。

救急車は、紀谷昌彦在南スーダン特命全権大使より、同国のリエック保健大臣に引渡され、供与式には、UNFPA南スーダン事務所代表代行イブラヒム・サンブリも同席した。これは、日本政府からUNFPAが実施する「南スーダンの被災地における包括的な緊急産科・乳幼児ケア医療の強化事業」に対して行った2015年度支援322米ドルの一部として実施された。この事業により、救急車5台に加え、妊産婦の健康やジェンダーに基づく暴力に関する資機材が供与された。

紀谷大使は、以下のように述べている。「日本国民は、長年に亘る紛争によって被害を受けた南スーダンの新しい生命を産み出す母親の健康について、大きな関心を寄せています。新しい国造りというチャレンジは、新生児やその家族の命を守ることから始まると信じています。その意味で、産科・新生児医療サービスを強化することは、人々が十分なヘルス・ケアサービスを享受できる活力のある社会の基礎作りにつながると期待しています。」

2014年より日本政府は、UNFPAを通じ442万米ドルを拠出し、リプロダクティブ・ヘルス関連資材・インフラの供与および人道的見地からも上ナイル地方の被災地でのジェンダーに基づく暴力に対する医療マネジメント・システムの強化を支援してきた。さらに来月から始まる産科・新生児ケアに対するサポートにも、165万米ドルの追加支援をすることになっている。

「この日本政府からの支援は、妊娠合併症の妊産婦を地域の医療施設に速やかに搬送したり、このような事態に対処できるよう医療従事者の能力改善をするために大いに役立つものです。また、南スーダンの高い妊産婦死亡を予防することにもつながるはずです」と、UNFPA南スーダン事務所代表代行のサンブリは語る。

人道カントリーチームの保健クラスターは470万人を対象としているのに対し、UNFPAと協力団体は、2016年には19万人の出生があり、そのうち23,500人の妊産婦が妊娠合併症を併発すると推定している。


問い合わせ先:
Mr. Ibrahim Sambuli, UNFPA Country Representative a.i. in South Sudan
Tel: +211(0)956275402 E-mail: sambuli@unfpa.org
在南スーダン日本国大使館 伊藤 宏司
Tel: +211(0)95 6481145, E-mail: koji.ito-2@mofa.go.jp

プレスリリース2016年2月(1)

左:保健大臣,供与先州の知事,バルナバ議員(外務大臣)ご臨席のもと行われた救急車の供与式
中央:救急車の鍵を引き渡す紀谷昌彦在南スーダン大使
右:日本政府から供与された救急車